搜索
您的当前位置:首页正文

日中同形语について

来源:好走旅游网


日中同形語について

摘要:中国と日本は一衣帯水の隣国であり、2,000年にも及ぶ非常に長い交流の歴史を持っており、文化の上でも緊密に関わっている。中国語と日本語とは異なる語族に属しているが、同じく漢字を使用しているので、日中両言語には同形語が多く存在するのも当然のことである。それは中国語を母語とする日本語学習者にとって、非常に利点になる。しかしながら、そのうちの一部分は、意味や用法のずれがあるので、両国民の言語や文化交流においては誤解を招くこともしばしばある。それで、より全面的に日中同形語を把握するのは学習現場の課題である。本稿は筆者自身のこれまでの学習経験を踏まえて、品詞の相違を中心に、日中同形語について研究してみた。

关键词:キーワード:日中同形語 品詞 相違 文法体系 中图分类号:g642 文献标识码:c doi:10.3969/j.issn.1672-8181.2013.09.112 1 はじめに

中国と日本は一衣帯水の隣国であり、2,000年にも及ぶ非常に長い交流の歴史を持っている。中国語と日本語とは異なる語族に属しているが、漢字を使用していることが同じである。同じく漢字を使うことは日中両国の人々に親しみを感じさせるかもしれない。確かに、日本語の漢語は視覚から得る情報の量が多いと

いうことで、中国語を母語とする日本語学習者にとって、非常に利点になる。しかし、すべてが利点となるわけではなく、落とし穴になる時も少なくない。例えば、日本語の「手紙」は中国語では「トイレットペーパー」という意味であり、「娘」は中国語では母親のことを言う。また、「汽車」や「老婆」などの語が日中両言語において、意味が違うことでよく知られている。 本稿では、現代中国語と殆ど同じ形で存在している日本語を便宜上で「同形語」と名付け、考察を試みたい。勿論、「複雑」と「結論」のように、日中同形語に字体の違いもあるが、ここでは研究の対象としないことにした。本稿は筆者自身のこれまでの学習経験を踏まえて、品詞の相違を中心に、論述を進めていきたい。

2 品詞の相違

日中同形語の場合、品詞の交雑が常に起きていて、学習者はよく誤用してしまう。以下は、品詞が異なる語と品詞が部分同の語という二つの面から、日中同形語に特に際立っている品詞のずれのタイプを得るには、詳しく分析を続けていきたい。 2.1 品詞が異なる語

品詞が異なる同形語には以下の三つのタイプが挙げられる。 2.1.1 日本語では名詞であり、中国語では形容詞になる語。「衷心」、「主観」などの語が挙げられる

「衷心」は日中両言語では意味が同じであるが、品詞性が異なる。

日本語では、名詞としてよく「衷心より」というように使われる。中国語では、「~的…」のように使われている。例えば、 中国語:衷心的哀痛;衷心的同情

日本語:衷心より感激する;衷心よりお詫びする

2.1.2 日本語では名詞であるが、中国語では動詞である語。「感懐」などの語がある

日本語では、「感懐」は感想という意味であり、「感懐に耐えない」、「感懐を吐露する」のように使われる。中国語では、「感懐歴史」や「感懐人生」のように、他動詞として直接に名詞を修飾する。

2.1.3 日本語では名詞と動詞との二品詞を持っているが、中国語では形容詞になる語

「達観」、「自得」、「低迷」といった語がある。これらの語は「~する/している」の形で使われるのが普通である。中国語では、述語になったり、「的」をつけて名詞を修飾したりする。中国語の使い方に慣れた中国人学習者は、「~する/している」を使わないまま、「~だ」という表現にしてしまう誤用がしばしばある。「低迷」を例とすると、次のような語例がある。 中国語:消费低迷;低迷的市场

日本語:下位に低迷する;精神が低迷する 2.2 品詞が部分同の語

前の異なる品詞の語に対し、部分同品詞の語は比較的に多いようである。具体的には、次のようである。

2.2.1 日本語では名詞と動詞との用法を持っているが、中国語では名詞である語

「差別」、「決議」、「遠慮」、「意見」、「故障」、「結論」などの語が挙げられる。これらの語は動詞であるものの、名詞として使われる時が多く、また中国語の用法とほぼ同じである。 ここでは、「故障」を例として説明する。「故障」は中国語では機械や器具の故障に使用され、常に「~出了故障」というふうに使われる。日本語では「異議」の意味もあり、体調の悪さにも使われる。中国語の「~出了故障」に相当するのは「~が故障した」の形になる。例えば、

中国語:汽车出了故障;机器出了故障

日本語:エンジンが故障した;故障を申し立てる

2.2.2 日本語では名詞と自動詞との二品詞を持っているが、中国語では他動詞[1]になる語

「精通」、「通暁」、「疎通」、「沈思」、「潜心」、といった語が挙げられる。これらの語は、中国語では、殆ど直接に目的語が取れるが、日本語では、大抵「に」を伴って、目的語を従える。「精

通」を例としてみよう。 中国語:精通日语;精通法律

日本語:古文に精通する;自然科学に精通する

2.2.3 日本語では名詞と他動詞との用法を持っているが、中国語では自動詞になる語

「審美」と「分類」などの語が挙げられる。日中両言語では、「審美」は意味も使い方も同じであるが、品詞性が異なっている。日本語では、主に名詞として使われるが、中国語では動詞であるが、形容詞のように、直接に名詞を修飾できる。例えば、 中国語:审美学家;审美观 日本語:審美学家;審美観

以上の分類をまとめてみると、表1のようになる。 表1 日中同形語の品詞の相違

同形語の品詞相違のタイプというと、上記の6種類しかないということではない、筆者は自身学習の経験に基づいて、割と際立っているタイプを挙げただけである。 3 品詞相違の原因

今まで日中同形語の研究は品詞の相違についての紹介は多いが、その原因にはあまり触れていない状態である。これからは、品詞相違の原因を考察してみたい。

その原因というと、日中両言語が異なる言語体系に属してい

るのは主な原因であると思う。『広辞苑』によると、日本語は膠着語で、実質的意味を持つ語や語幹に機能語や接辞をつけて、様々な文法範疇を表す。中国語は孤立語で、個々の形態素が語として独立性を持ち、格などの文法範疇が語形変化や接辞によらず文中の位置によって表される。言語体系が異なるから、その文法体系が同じであるわけがない。

まずは、「主観」を例として見てみよう。 日本語:主観性、主観主義 中国語:主观性;主观主义

一見して、「主観」は日中共に名詞で、品詞性が一致していると思いがちである。が、「主観」は日本語の名詞に対し、中国語では形容詞で、日本語の「主観的」に相当する。例えば、「主观认识=主観的認識」、「主观色彩=主観的色彩」。

このような相違があるのは中国語の形容詞の性質と関わっている。中国語では、「主観」は属性形容詞[2]であり、名詞を伴い、専門用語になることが多く、「的」をつけて名詞を修飾することがあまりない。それ故、品詞性の相違を生じる。

次は、上記の「低迷」という語のように、中国語では名詞と動詞であるが、日本語では形容詞となる。このような相違は日本語の動詞の性質と関わっている。日本語の動詞は動作のみならず、事物の状態を表すこともできる。しかし、中国語では状態を

表す単語は形容詞と定義されている。そうして品詞の違いが出てきた。

また、現在、中国語には、「故障」、「結論」というような日本から逆輸入された語が数多くある。日本語では、名詞でありながら、また「する」をつけて、動詞にもなれる。それは日本語の大きな特徴ともいえる。一方、中国語では語形変化がないので、名詞を直接に動詞に活用させることができない。従って、中国語には名詞の用法しか残されなかった。

さらに、「精通」は、中国語では、「精通日语」のように使われ、直接に目的語を取れる他動詞である。文法上では、このような目的語は対象目的語[3]と呼ばれる。それに対して、日本語は膠着語で、助詞の多用がその大きな特徴である。前の助詞によって、動詞の自他性を判断する。「古文に精通する」というような用法は、語構成から見ると、「古文」は対象目的語であるが、動詞の前に助詞「に」を使われたので、自動詞と定められる。 さて、文法体系の異なりのみならず、意味の相違によって、動詞の品詞性も異なる。例えば、「精神」、「意見」、「差別」などの語は意味に違う部分があるから、その品詞性に相違がある。中国語では、「精神」は名詞の用法があるものの、また「元気、活気があふれる」という意味があるので、形容詞の用法も有している。が、日本語では、名詞の用法しか持っていない。日本語では、

「意見」は中国語と同じように、名詞の用法を持っているが、また「人を諌める/忠告する」という意味で、動詞にもなる。 以上の分析をまとめて見ると、日中同形語の品詞相違の原因は、主に日中両言語の文法体系の異なりと意味のずれにある。 本稿は日中同形語の品詞相違を中心として考察したから、数多くの日中同形語の極小さな一部しか見られない。筆者自身の経験という学習現場の視点から考察したもので、日中両言語の学習者に些さかな役に立てると幸いである。 注释:

[1]一般的には、中国語の及物動詞を「他動詞」、不及物動詞を「自動詞」と呼ばれる。本稿は統一して、日本語の呼び方に従う。

[2]形容詞の一種で、人や事物の属性と特徴を表し、区別或いは分類の働きを持っている。一般的には、連体修飾語にしかなれない。例えば、「男学生」、「野生動物」。少数の属性形容詞は連用修飾語にもなれる。例えば、「自動控制」、「定期検査」。『現代漢語詞典』p1208

[3]ある行為、それもアクティブな動作というよりはむしろ行為が、対象に対して行われる。受事目的語と異なり、この目的語は激しい動作による影響や処置は受けず、行為が及ぶ対象である。(相原茂『謎解き中国語文法』 p142)

参考文献:

[1]相原茂.謎解き中国語文法[m].講談社,1997. [2]王力.中国現代文法[m].商務印書館,1985.

[3]潘钧.中日同形詞詞義差異原因浅析[j].日語学習与研究,1995.

[4]大河内康憲.日本語と中国語の同形語[a].日本語と中国語の対照研究論文集(下)[c].1992.

作者简介:刘莎,中南大学外国语学院,湖南长沙 410083

因篇幅问题不能全部显示,请点此查看更多更全内容

Top